養生道 ファインパパイン編のご注文とお支払い方法
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養生道

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                小藪晃久
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養生道 ファインパパイン編

はじめに

「おい、元気か?」
佐々木先生の穏やかな声が道場に響く、稽古の始めはいつもこの言葉で始まる。そして呼吸法。 天風先生も普段サビのある声で「おい、元気か?」と聞いたという。
 天風先生というのは中村天風先生のことで、書店に行くと天風先生関連の多くの書籍が並んで いますので名前をご存知の方も多いと思いますが、政治結社玄洋社を主宰した草莽の巨人、 頭山満先生の薫陶を受け、日清日露の戦役に軍事探偵として蒙古に赴き、日本勝利の裏方とし て大活躍するも、当時の死病である悪性の結核におかされ、医学で治らなかったその病をエジ プトのカイロで出会ったヨガの大聖者、カリアッパ師の導きにより一命を取り留めただけでな く、豁然として宇宙法則に大悟し、その後その経験を日本で心身統一道として一般に広められ、 哲人と称された方です。
 佐々木将人先生は、その天風先生の直弟子で、合氣道師範であり、埼玉の上福岡斎宮宮司でも ある方です。
さて、その天風先生はインドでの修行中、カリアッパ師から同じことを聞かれたという。
「おい、元気かい?」
その時、天風先生は、
「朝から喀血し、熱もあるので気分は良くありません・・」と答えると、カリアッパ師は、
「私は、お前の身体のことを聞いているのではない。心のことを聞いているのだ! お前の身体 は確かに病んでいるが、心は病んではいないはずだ、その事をお前はなぜ感謝しないのだ!」と 言われたという。
カリアッパ師の経歴、その他について詳しい文献は残っていないそうですが、インドヨガ哲学の 伝承者で、今で言う超能力者とも呼ぶべき能力を発揮できたようです。アーユルベーダ(インド 伝承医学)にも精通し、英語を流暢に話し、英文学や世界情勢も詳しかったようで、現地に於い て指導的立場にあったことは天風先生のお話の中に出て来ます。
この時のインドでの体験が、後に軍事探偵中村三郎を世紀の哲人中村天風に変えるのです。

 思考作用の誦句
我は今、宇宙霊の中にいる。
我はまた、霊智の力とともにいる。
そもそも宇宙霊なるものこそは、
万物の一切をより良く作り更えることに、
常に公平なる態度を採る。
そして、
人間の正しい心、
勇気ある心、
明るい心、
朗らかな心という積極的の心待ちで思考した事柄にのみ、
その建設的なる全能の力を注ぎかける。
しかりしこうして、
かくのごとくにしてその力を受け入れしものこそは、
またまきしく力そのものになり得るのである。

という思考作用の誦句は、天風先生の積極的精神の精髄を表しています。したがって、私たちも 「おい、元気か?」と佐々木先生に聞かれた時は、身体の状態に関わらず、即座に「はい、元気 です!」とお答えする習慣になっています。カリアッパ師から天風先生、そして佐々木先生へと 受け継がれる薫陶の系譜。天風先生は生前、
「形あるものは必ず壊れ、生あるものは必ず死す。されば、私の真の弟子とは側に居る者ではなく、 私の教えを実行する者だ!」と仰っていたそうです。そういう意味に於いて佐々木先生の天風哲 学の徹底ぶりは、普段の生活態度の細部に及び、ご一緒させていただけばいただくほど頭の下がる 思いがします。佐々木先生曰く、
「天風先生の薫陶を受け、合氣道師範と呼ばれるからには単なる技術指導者に留まってはいけない 。生活態度すべてにおいて人の範とならなければならぬ・・・」と、七十六歳になられた今も元 氣いっぱいで活躍されています。
その佐々木先生に「武道をやれ! 一瞬に命と命のやり取りをする武道をやらなければ命の尊さは 分からない・・・」と、佐々木先生に合氣道をするよう勧めたのは天風先生だったそうです。
天風先生ご自身も、学生時代は柔道、剣は随変流の達人でありました。その天風先生が亡くなられて、 すでに三十五年が経ちます。
時代は移り、SFの世界と思っていた二十一世紀が現実のものとなりましたが、その新世紀に対 する希望とは裏腹に、私たちを取り巻く環境は不安に満ちています。テロや戦争、経済の低迷、 世界規模の環境破壊、学級崩壊に代表される様々な社会問題、そして何より自分自身や家族の健 康問題・・・。健康であれば直面する様々な問題は解決して行けるはず。だからこそ健康が幸福 のもと基であると言えるのです。
それにもかかわらず、医療が進歩し、三十兆円という医療費を投じながら病人が減らず、なお私 たちの健康不安は一向に解決していないということを考えると、現代の医療、現代の私たちの生 活が根本的に間違っているのではないかという疑念を抱かずにはいられません。
そうです、高齢化社会が進展する今日、私たちの罹る病気の内容が変化して来ています。天風先 生の時代に死の病と恐れられた結核など、特定の菌やウイルスなどの異物がはっきりしている感 染症では撲滅されたものもあるのに代わって、現代ではガン、心臓病、脳卒中など血液単位、細 胞単位で起こる病気が死因の大半を占めるようになりました。これらの病気は従来、成人病と呼 ばれていましたが、近年の調査では子供にもその兆候が認められるようになり、単に歳を取るこ とだけが原因ではなく、生活習慣のバランスの乱れから起こることが分かり、成人病という呼び 方が当てはまらなくなりました。そこで厚生労働省が生活習慣病と呼ぶように提言したことはご 存知の方もいらっしゃると思います。
 この事は、つまり年齢ではなく、心の持ち方や生活に対する考え方をはじめ、生活の質と量、 特に食生活の質と量、それに身体の使い方によって病気になる、ならないという大きな分かれ 目になっているということを示唆しているのです。したがって、バブル期には「三高」と言う と、女性の結婚相手の目安、身長が高く、高学歴で高収入という意味でしたが、最近では、本 来子供たちに無かった、高血圧、高血糖、高コレステロールという「三高」を心配しなければ ならなくなりました。そうかと思えば、私のお世話になっている合氣道の道場、武産館の館長、 川ア弘徳先生のように百キロマラソンを完走するような元氣な熟年の人もいます。この差は何 なのでしょう?
私の感想では、豊かさを追い求め、カネさえ出せばなんでもできる、なんでも食べられるという モノ・カネ偏重の生活が心と身体に目に見えぬバランスの乱れを作っていると思うのです。バラ ンスの乱れた生活はまた、バランスの乱れた身体を作るのが必然です。
今日の飽食美食の食生活は、唯一餓死する人を減らしたこと、また科学技術の進歩は、検査技術 の進歩を促し、一部の死に瀕している人の救急救命に実力を発揮しているに過ぎません。もし、 今日の医療や一般的な生活が私たちの健康に対して根本的に間違いでなければ、ガン、心臓病、 脳卒中なども減って来て当然です。しかし現実は、そうなっていないのです。
また、食生活だけでなく、生活すべての面で豊かになり、本来ならば精神的にも豊かなはずの私 たちですが、現実は、交通事故死亡者の三倍以上、年間三万人を超える自殺者を出す国になって しまっているのです。
このような状況を改善するためにはどうすれば良いのでしょうか。母親の病死をきっかけに「生 命とは何ぞや?」と悩み、アレルギー体質で病弱だった私自身の解決の糸口は、精神面では天風 先生や佐々木先生、そして川ア先生の教え、食養生として自然食の基本である玄米菜食と果物と 野菜のジュース、それに青パパイヤ発酵食品、運動面では合氣道との出会いがあったからでした。 この心・食・動の出会いが人生を変えたと思います。佐々木先生曰く、
「何かあるのが人生、それを一つ一つ解決して行くのもまた人生だ・・・」と。確かに何も無い 人生など存在しません。それを佐々木先生はよく「人生山河(ここにあり)」という言葉で説明 されます。
「人生は、山あり谷あり、時に河ありだが、俺は、・今・・ここにしか活きられないんだ!  寝て起きて今日、寝て起きて今日、今日一日の連続なんだ・・・」その今日一日、今・今・今を 如何に価値高く活きるか、それには法を知ることと、道という概念が大切である事を佐々木先生 から教わったのです。
 縁あって本書をお読みいただく皆様には、二十一世紀を健康で明るいものにしていただくため にも、現在の当たり前と思っている生活が当たり前ではなく、自然の法則に外れてバランスを 失って来ているのだという認識を厳しく持っていただきたいのです。そして天風先生や佐々木 先生をはじめとする諸先生方の哲学を応用した積極的な心、正しい食生活の実践と青パパイヤ 発酵食品「ファイン・パパイン」の活用、そして適度な運動(できれば合氣道)という健康の 三原則の調和によって私たち人間の恒常性機能を整え、私たちに本来備わっている自己治癒力 や免疫機能などの働きを最大限に発揮させ、生活習慣病を予防し、真の健康はもちろん、実り 豊な人生を確立していただきたいのです。川ア先生曰く、
「一流に触れて行け、本物に学ばなければ真贋の目は養われない!」と。
 そして、どんなに尊い本物の教えも、それを教わった者が人生に活かさなければ何にもなりま せん。天風先生はもちろん、佐々木先生から教えを受けた人、また現在教えを受けている人は たくさんいらっしゃると思いますが、本書は、その一薫陶の系譜であることをご理解いただき、 次代を担う子供たちが健康で明るく、素直に育ってほしいという願いを込めてまとめたつもり です。
 本書のご縁に感謝しつつ。

   平成十五年盛夏
                                  小藪 晃久



養生道 ファイン・パパイン編 目次

はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第一章 病と養生

養生に道あり ・・・・・・・・・・・・・・・・・
生と活 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自然法と恒常性機能 ・・・・・・・・・・・・・・
病の本意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
病の誘因 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
病の原因 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現代医療の功罪 ・・・・・・・・・・・・・・・・
自己治癒力と血液 ・・・・・・・・・・・・・・・
私たちに備わる防御機能 ・・・・・・・・・・・・
万病一元 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
血液をキレイにする ・・・・・・・・・・・・・・

第二章 三つの法則

心の法則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           積極的な心 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
           哲学者カントの悟り ・・・・・・・・・・・・・
食の法則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           食べる食事と食べない食事 ・・・・・・・・・・
           水分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           吸収と排泄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
           天風先生の食事 ・・・・・・・・・・・・・・・
           甲田光雄先生の食事 ・・・・・・・・・・・・・
           食事のポイント ・・・・・・・・・・・・・・・
            一、少食にする事 ・・・・・・・・・・・・・
       二、人間本来の適応食を食べる事 ・・・・・・・
       三、しんど身土ふじ不二の原則を守る事 ・・・・・・・・・
       四、一物全体食を心がける事 ・・・・・・・・・
       五、食事のバランスを考える事 ・・・・・・・・
       六、むやみに医薬品を飲まない事 ・・・・・・・
運動の法則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           呼吸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           老廃物の排泄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
           栄養の消費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第三章 ファイン・パパイン

万能薬の夢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
活性酸素とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
陰陽の調和と還元の発想 ・・・・・・・・・・・・・
青パパイヤの力 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
ファイン・パパインの作用 ・・・・・・・・・・・・
ファイン・パパイン活用のポイントと注意点 ・・・・
愛用者体験談 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ファイン・パパインについてのQ&A ・・・・・・・

第四章 子供たちのために

体質と気質を改善する ・・・・・・・・・・・・・・
人物史と徳育 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少年犯罪と食育 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
武道と体育 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
知育から智育へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・
アレルギーとアトピーについて ・・・・・・・・・・

あとがき (まとめ) ・・・・・・・・・・・・・・・



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